あたしとお前といつかのあたし

精神科のロビーで二度見される女

生きている実感

ああ、鬱だ

雨が降ってきたかのような感覚で、自らの異常を感じ取る

もう何も考えたくないと思えば思うほど 考え込んでしまう

 

全てに興味がなくなって、大好きなはずのイベントもテレビも動画も、なにもかも遮断してしまう

 

所詮あたしは、セックスでしか自分を肯定できないどころか 生きている実感すら覚えられないほどのセックス依存症

性欲が満たされていないならまだしも、承認欲求を過度に求めてしまう

正直な話、セックスを求められないと不安で仕方ないけれど、性欲がないどころか、セックスをしたくないとまで思っている日もある

 

セックスに対して、「好きな人とする行為」だと捉えた上で性欲を満たす以外に行為に及ぶ必要のない彼には、この前あたしがセックスをして欲しがることが重荷だと言われた

そこから誘うことすらできなくなったあたしに、彼はあとから「あんな言い方したら怖くなるよな、ごめん」と言ったが、重荷であることが事実だという現実は変わることがない

 

セックスのほかに、あなたがあたしを愛していることを、言葉じゃなくて示してくれる、わかりやすい行動があればいいのに

口で嘘をつくなんて、簡単なことだから

 

信じてないわけじゃない

ただ、このままあなたが性欲を発散したあとはもう抱いてくれないというのなら、あたしがあたしを認められないままだ

 

明日は早く起きなきゃいけない

寝られる気はしないけれど