あたしとお前といつかのあたし

精神科のロビーで二度見される女

完全自由主義

誰にも伝わらない「ただいま」を此処にそっと置かせてほしい

このブログの初投稿は、ちびまる子ちゃんというタイトルで、あまりに抽象的な内容だった

正直書いた本人のあたしも、読み返したところで感情を思い出せない程だ

先程、録画してあったちびまる子ちゃんを見て泣いてしまった

そしてなんとなくこのキャンバスに文章を叩きつけたくなった

 

本来ならば爽やかなジンか濃厚なウイスキーをショットグラスで飲み干してもいい程には、仕事をこなした1日だった

それでも今夜は安物の缶チューハイに薬を添えたい気分だ

特別書き残したいことがあるわけではないけれど、これから正義の話をしよう

 

正義とはだいぶ広義なものなので、今夜の議題は"自殺"に絞ろう

世論は自殺を悪とみなす傾向があるが、言うまでもなくあたしは肯定派である それどころか自殺者に対して尊敬の念を覚えるほどだ

何の自慢にもならないが、自殺未遂を複数回したことがあるあたしから言える事といえば、この自殺ってヤツはなかなか手強いものだ

人々は自殺を遂行した人間を見て可哀想だとか、自分なら助けられた等と嘆くが、最も可哀想なのは遂行しきれなかった いわゆる未遂で生き残ってしまった部類の人間だと思う

生きることから逃げる決断は決して容易ではない

不謹慎ながら、死ねた方がずっとラッキーだ

 

神は乗り越えられる試練しか与えない、と呪文のように唱える人間に一定数出会ってきたが、最大の試練は「生きること」だ

ただやはり、明日の予定より確実な死という未来を自ら早めて実現する必要性はない 余命宣告をされ苦しむ病人も、精神を病んで生に嫌悪感を覚える人間も、他人を殺めた殺人犯も、これを読んでいる貴方も。

生きてゆくという事は最初に与えられる試練であり、最大のものである

生きてたら少しはいいことあるよ、だなんて綺麗事を吐くつもりもないし、同じく「生きている」境遇にあるあたしが、貴方達を代表して全力で否定させて頂く

 

時間の経過は無情で残酷だ

人はいずれ死ぬ

やっと生きたいと思えた時に事故に遭う可能性ならば、裕に8割を超える

 

少々アルコールとドラッグが脳を支配し始めたので結論に入ろう

生まれて最初に背負う試練が生きることだと前述したことを踏まえて聞いてほしい

 

自殺は人生において、最後にして最大の自由意志に基づく選択だ

 

可能性という意味では無限大から零にしてしまう恐ろしい事象であろうが、その人生の中で1番の勇気を振り絞り、最大限の自由を求めた結果でしかない

だからもう、自殺者に対して責めたり庇ったり、他人ですらない人間が言葉を発することなど辞めてしまえ

最期の決断を、皆で尊重すれば良いだけの話だ

 

ただ唯一、中途半端な自殺を試みるのはやめておく事を勧めよう

後遺症が酷く残り、それを知った周りからは白い目で見られる そんな残酷な社会に引き戻されて、また「生きる」という試練に立ち向かわなければならないのだから

 

ああ、もしあたしが死んだら、こんな女の事など早急に忘れてくれ

 

さて、あたしもあなたも、もう自由の身よ…!